【レポート】吉岡徳仁 スペクトル-プリズムから放たれる虹の光
銀座『資生堂ギャラリー』にて開催中の『吉岡徳仁 スペクトル-プリズムから放たれる虹の光』に行ってきました。
デザイナーとしてアーティストとして、国内外から高い評価を受ける吉岡徳仁さんの作品展。
本展の『SPECTRUM』は、透明な多面体を通したいくつもの光が虹色になって、会場の壁や床や靄のかかった空間に様々な色をつける作品です。
真っ白な空間全体を満たす美しい虹色の光や靄によって、幻想的な様な、神秘的な様な空間でのひと時を楽しめる作品展となっていました。
虹色の光を放つ『SPECTRUM』
本展のメイン作品です。奥の部屋にあるいくつもの透明なプリズムから放たれる虹色の光が、広いこちら側の部屋を満たします。
写真ではわかりにくいですが、部屋全体にかかる靄によって、空間を進む光の道筋とその光の色がわかります。
奥の部屋。虹色の光を放つプリズムたち。こちら側の部屋の壁にも虹色の光が生み出されます。
座って休めるベンチ『KATANA』
会場で来場者が普通に座っていることもあり、気付きにくいかも知れませんが、透明なベンチも『KATANA』という作品です。
会場で来場者が実際に座って休める透明なベンチ『KATANA』
プリズムによる光が注ぐ部屋の2箇所に設置されていて、座って鑑賞したり、休憩したりできます。
『KATANA』を上から見た写真。透明な作品の中にもいろんな色が生まれているのがわかります。
過去のアートワーク映像『TOKUJIN YOSHIOKA 16min』
奥の部屋のプリズムの向こう側には、吉岡徳仁さんがこれまで手がけたアートワークを16分の映像で見ることができるスペースがあります。
大量のストローを使って竜巻を表現した作品展、京都でのガラスの茶室や新国立競技場案他、多数の作品が紹介されていました。
どの作品も素晴らしい!
資生堂ギャラリーにて開催中
『吉岡徳仁 スペクトル-プリズムから放たれる虹の光』は『SPECTRUM』が放つ光で靄のかかる空間全体を幻想的、神秘的なものにし、もう一つの作品であるベンチの『KATANA』に座ってその空間をゆっくり楽しめる作品展となっていました。
東京・銀座『資生堂ギャラリー』にて2017/01/13(金)~2017/03/26(日)まで開催されています。
先のレポート『【レポート】青木美歌「あなたに続く森」The Forest That Leads To You』と同じ銀座にあり、私はハシゴしてきました。
どちらの会場も銀座中央通りにあり歩いていけます。どちらも入場無料。
扱ってる素材も近いので両方まわってみるのをお勧めしますよ。
開催期間:2017/01/13(金)~2017/03/26(日)
時間:11:00~19:00(日曜・祝祭日 11:00~18:00)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
入場料:無料
作家:吉岡徳仁
会場 :資生堂ギャラリー 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階