ヘリが絶対ではなかった!青ヶ島への交通手段と就航率
青ヶ島への交通手段は、八丈島から連絡船(あおがしま丸)かヘリコプターを使うことになります。
年平均の連絡船の就航率は50〜60%。ヘリコプターは80%程。
今回の青ヶ島への旅は迷うことなく往復ヘリコプターを選択。
問題なく行き帰りできました。
が!実はヘリコプターの就航率を連絡船が上回る季節がありました!
それも考察して、青ヶ島への交通手段とヘリコプターの予約方法等を紹介します。
連絡船(あおがしま丸)とヘリコプターの就航率
年平均ではヘリコプターの就航率の方が断然高い青ヶ島への交通手段。
でも、ヘリコプターの就航率を連絡船が上回る時期がある!
それを知ったのは青ヶ島のヘリポートに置いてあった、青ヶ島村役場発行のパンフレットを見たあとです。
(↑青ヶ島村役場発行のパンフレットより「2014年から2016年 3年間の平均就航率」)
梅雨の時期は視界不良のため、ヘリコプターの就航率が落ちます。
その為、6月の就航率は60%程(青ヶ島の梅雨入り梅雨明けは東京都心より早い)
風や波が穏やかな5月、6月は逆に船の就航率が上がり、ヘリコプターとの就航率が逆転します。
グラフを見ると、連絡船の就航率が低くなる冬をはじめ、8月から3月は圧倒的にヘリコプターの就航率が高い。
そして4月から7月はヘリコプターの就航率が低くなる傾向があるようです。
特にどちらの就航率も突出してない6月と7月は、ある程度、行き帰りに日程の余裕や覚悟が必要かもしれません。
連絡船の就航率が約80%になる5月は交通費をおさえた旅や、大きな荷物の持ち込みを考えるなら狙い目ですね。
ただし、連絡船は日曜日が運休日だったり、出航する日が限られているのでご注意!
青ヶ島村HP内にある「あおがしま丸運行一覧」をしっかりチェックしておきましょう。
青ヶ島行きヘリコプターの予約方法
連絡船の就航率の方が高くなる時期があることがわかっても、より確実な行き帰りを考えるなら、ヘリコプターの予約は欠かせません。
ヘリコプターの欠航→連絡船(あおがしま丸)への切替はできても、逆はできませんから。
さらに朝のヘリコプターが欠航の場合、午後にヘリの臨時便に乗れるチャンスもあります。
乗客定員9名のヘリコプター予約。
争奪戦必至の予約方法を紹介します。
電話予約が基本
ヘリコプターの予約は東京愛らんどシャトルHP記載の東邦航空予約センターへの電話予約で行います。
電話予約開始は1ヶ月前の朝9時から。
予約開始10分後にはだいたい満席になっています。
ネット予約もありますが、同日の昼12時からなので、電話予約には勝てません。
たまたまキャンセル等で空いているのを見つけて予約する以外には使えないと思います。
電話予約できた場合は予約番号が発行されるため、メモできるものを準備しておきましょう。
実際の電話予約
下記は実際に電話予約した体験談。
行きたい日の1ヶ月前、予約開始の9時になると同時に電話をかけます。
ちなみに少しでもフライイングしてかけると自動音声メッセージで弾かれます。
話し中なら、何度もリダイヤル!
今回、行き(八丈島→青ヶ島)の予約で電話が繋がったのは予約開始10分後。
すでに予約で満席になっていました。
キャンセル待ちをするかと聞かれたのでお願いしました。
この時点で他にキャンセル待ちの人はいなかったそうです。
2日後、今度は帰り(青ヶ島→八丈島)の予約を試みます。
この日は固定電話+スマホの2台を駆使。
予約開始5分後、リダイヤルの回数の少なかった固定電話の方が繋がりました。
今度はまだ席が残っていて予約できました!
行き以上に、帰りが予約できていれば安心です。
そして、行きの予約もキャンセル待ちを頼んだ1週間後に電話がかかってきて、無事確保できました。
東京→八丈島への交通手段
東京から八丈島へは飛行機とフェリーで行くことができます。
でも、ヘリコプターの利用を考えるなら、8時25分着の飛行機(ANA1891)の一択です。
東海汽船フェリーの八丈島到着予定時刻は8時50分。
到着の遅れや船を降りる時間、港から飛行場までの移動時間を考えると9時20分発のヘリには間に合わない可能性が高いです。
東海汽船フェリー→連絡船(あおがしま丸)は、あおがしま丸が9時30分発の場合は乗り継ぎ可能です。
大抵乗り継ぎ可能ですが、不可能な時期もあるので、伊豆諸島開発株式会社のサイトで確認しておきましょう。
まとめ
青ヶ島への旅は八丈島からの交通手段が最も大事。
ヘリコプターと連絡船(あおがしま丸)の特性を良く知って、交通手段を考えたいところです。
旅を考える上で参考になれば幸いです。