どれがいい?東京からの『神津島』への交通手段
伊豆諸島の『神津島』へは3種類の交通手段『フェリー』『高速ジェット船』『飛行機』を使って行くことができます。
選択肢が多く、予定と予算に合わせやすいのですが、どれが良いかはじめは迷うところ。
費用や時間などを比較、注意点をあげて、おすすめの交通手段、また実際に利用した感想などを紹介します。
費用、時間などの比較
各交通の所要時間と費用、良いところと良くないところをあげて、比較してみましょう!
『飛行機』
東京(調布)と神津島を結ぶ小型飛行機です。定員は19名。
所要時間:約45分(搭乗手続きの締切り時間は出発時刻の30分前)
参考:2017年8月26日のタイムテーブル(時期によって変わります)
・東京→神津島 08:45→09:30、13:30→14:15、15:25→16:10
・神津島→東京 09:55→10:40、14:40→15:25、16:30→17:15
運賃:片道運賃(大人)15,300 円、(3-11歳)10,800 円、往復割引運賃 27,800 円
※他に5kgを超える荷物には1kg毎300円の超過料金がかかります。
良いところ
- 最も早く行き帰りできる。時間を優先させるならコレ。
- 往路復路ともに1日3本ずつ運行がある為、予定を立てやすい。
- 悪天候(強風、荒波)に強い
良くないところ
- 費用がかかる。(荷物の超過料金も考えると、高速ジェット船の約2倍、フェリー(2等)の約3倍かかります)
- 大きな荷物、重い荷物を運ぶには向かない
- 濃霧等、視界不良には弱い
『フェリー(大型客船)』
東京(竹芝)と神津島を結ぶ大型客船です。
所要時間:東京→神津島 約10時間(出発23時頃→到着9時頃)、神津島→東京 約8時間(出発9時半頃→到着17時半頃)
運賃:2等 7,620円、特2等11,430円、1等15,240円、特1等18,290円、特等21,330円
※インターネット予約で大幅な割引あり(2等が5,180円など3割引程度)。でも軽微な変更にもキャンセル扱いの手数料がかかります。
良いところ
- 2等なら最安で神津島へ行き帰りできる。
- 『高速ジェット船』よりは悪天候に強く、欠航が少ない。
- 東京→神津島では前日の夜出発で当日朝に到着の為、朝から島で行動できる。
- 定員数が多いので、予約が取りやすい。
良くないところ
- 時間がかかる。特に神津島→東京では、日中の大半を船で過ごすことになります。
- 2等以外はけっこう料金がかかる(ベット付きの『特2等』以上の場合は高速ジェット船より費用が高い)
『高速ジェット船』
東京(竹芝)と神津島を結ぶ高速船。最高速度は時速80km!
所要時間:約4時間
東京→神津島 出発8時頃→到着12時頃
神津島→東京 出発13時頃→到着17時頃
運賃:10,910円
※インターネット予約で大幅な割引あり(10,910円→7,980円)こちらも軽微な変更でもキャンセル扱いの手数料がかかります。
良いところ
- 費用と時間のバランスが最も良いのがコレ。
- 船旅も適度に楽しめる。
良くないところ
- 悪天候時、一番影響を受けやすい(欠航)
- 3つの中で一番人気で、最も早く予約が埋まる
※ご注意
上記の運賃と所要時間(目安として出発、到着時刻も載せてあります)はそれぞれ2017年8月のものです。
時期によって変動しますので、ご利用時には必ず各公式サイト等でご確認お願いします。
それぞれ こんな方におすすめ
以上を踏まえると、各交通は予算と予定に合わせて こんな方におすすめです。
『飛行機』は費用が高くても早く行き帰りしたい方。船の欠航を心配したくない方。伊豆諸島上空の空旅を楽しみたい方。
『フェリー』は時間がかかっても できるだけ費用を抑えたい方。前日出発で朝から神津島を楽しみたい方。船旅をゆっくり楽しみたい方。
『高速ジェット船』は時間も費用もそこそこで抑えたい方。船旅を楽しみたい方。
実際に利用してみた感想
今回、神津島へは『高速ジェット船』、東京へは『飛行機』を利用しました。
『フェリー』は時間が合わなかったので、利用していません。
高速ジェット船
費用と時間を抑えつつ、船旅も楽しみたかったので、行きは『高速ジェット船』
インターネット予約は早い段階で満席になってました。
予約の変更をすることになり、ネットでうまく変更できなかったので、電話で変更をお願いしましたが、インターネット予約の内容は電話では変更できないそうです。
到着は少し遅れましたが、途中寄港する島や海の風景を楽しみながら約4時間の船旅を楽しむことができました。
飛行機
午後から仕事の日、確実に午前中に戻ってきたかったので帰りは『飛行機』を利用。
悪天候に強いという安心もありました。
撮影機材やノートPCを持っていた為、10kg以上荷物の重量超過!3,300円の超過料金がかかりました。
予約客が全員揃った為、なんと予定より早い時間に出発!到着もその分早く着きました。
航路はいろんな伊豆諸島の島々近くの上空を飛びます。
普段利用する飛行機より低い高度で飛ぶため、島がはっきり見れて良かったです。
まとめ
神津島は交通の便が良く、行き帰りしやすい島です。
選択肢が多く、予定と予算に合わせやすいのも良いところ。
自分の様に、たまに仕事の合間の休みにでかけるのであれば、
東京から神津島へは、費用を抑えつつ、朝や昼から神津島で行動できる船がおすすめです。
また、東京への帰りは『飛行機』がおすすめです。
船はどちらも日中の主要な時間を船で過ごすことになるのと、帰りの欠航は避けたいからです。
でも時間に余裕がある方や、神津島へよく出かけられる方は別ですね。
神津島への交通手段を考える参考になれば幸いです。