タイムラプスでカメラを回転させる機材Syrp GenieMini(ジーニーミニ)の紹介

Syrpの『GenieMini(ジーニーミニ)』を使い始めて5ヶ月になりました。

『GenieMini』はタイムラプス撮影時にカメラをパン(回転)させる機材です。

製品の紹介、使い方、5ヶ月使用しての失敗談なども含めて『GenieMini』をレビューしたいと思います。

 

なお、GenieMiniはビデオ撮影でも使えますが、本記事はタイムラプスでの使用に絞っての紹介となります。

「GenieMiniの紹介」「GenieMiniの使い方」「GenieMiniを使っての失敗と対処方法」といった内容の3回に分けて紹介したいと思います。

今回は「GenieMiniの紹介」

 

GenieMiniの紹介

『GenieMini』はタイムラプス撮影で、少しずつカメラをパン(回転)させてながら、カメラのシャッターを切ってくれる機械です。

三脚とカメラの間に挟んで、GenieMiniとカメラをケーブルで繋ぎます。

GenieMiniのコントロールはスマホ。

スマホから専用アプリで、回転させる角度、撮影時間、撮影間隔などを指定します。

設定してスタートしてしまえば、後はGenieMiniが撮影者に代わってカメラを回転させながら、シャッターも切ってくれます!

停止等、次の命令がこない限りGenieMiniは設定時間まで撮り続けるので、途中でアプリはもちろん、スマホの電源を落としても問題ありません。

 

タイムラプスでカメラを回転させるということ

カメラを回転させてのタイムラプス撮影は、タイムラプスを知った時からやりたいことでした。

カメラを回転させれば、星空の周りの風景をたくさん収められたり、360度見渡す限りの星空を収めることができます。

手動でそんなことができる装置を作ろうかととも本気で考えてたほど。笑

そんな時『GenieMini』の存在を知って「なんだ!自動でできる機械があるじゃないか」と笑

そんなわけで、タイムラプスを始める前に買って、最初から愛用しています!

 

GenieMini使用の作例

GenieMiniを使って撮った星空のタイムラプスを↓に2本載せておきますので、良かったらご覧ください。

2本目の360度回転は、購入前から剣山山頂でやってみたかったことでした。

 

GenieMiniの中身

上の写真が箱も含めたGenieMiniの中身全部です。

GenieMiniが収まってた丸い箱の底に-同梱物-として以下の物が書かれてます。

  • Genie Mini本体
  • マイクロファイバークロス
  • 1/4″-3/8変換アダプター
  • USB 充電ケーブル
  • 警告ラベル(英語)

あれ?「1/4″-3/8変換アダプター」ってのが入ってない!?

と思ったら本体の裏側に埋め込まれてたこのネジみたいなモノのことでした。

 

カメラとGenieMiniを繋ぐリンクケーブル

カメラとGenieMiniを繋ぐケーブルは別売りです。

 

で、困ったのがどのリンクケーブルを買えば良いのかわかりにくいこと!

リンクケーブルの対応機種に最近のカメラが書かれていませんでした。

 

日本の代理店「銀一(GIN-ICHI」やAmazon掲載の各リンクケーブル対応機種は以下の通りです。(2017年8月現在)

  • 『1C』Canon EOS Kiss X50, Kiss X6i, Kiss X5, Kiss X4, Kiss X3, Kiss X2, Kiss デジタルX, Kiss デジタルN,Kiss デジタル, 60D, 60Da …etc
  • 『3C』Canon EOS 7D, 50D, 40D, 30D, 5D, 20D, 10D, 5D MarkIII, 5D Mark II, 1D X, 1D C, 1D Mark IV,1D(s)Mark III, 1D(s)Mark II(N)
  • 『1N』Nikon D800E, D800, D700, D300S, D300, D200, D4s, D4, D3X, D3. Fujifilm S5 Pro, S3 Pro
  • 『2N』Nikon D80, D70s
  • 『3N』Nikon D7000, D5300, D5200, D5100, D5000, D3200, D3100, D610, D600, D90, Df
  • 『1S』Sony A900, A850, A700, A580, A550, A500, A450, A350, A300, A200, A100, A99, A77, A65,A57, A55, A35, A33
  • 『2S』Sony A7S , A7ii , A7 , A7R , A3000 ,A3500 , A5000 , A5100 , A6000 , NEX 5 , NEX 5N ,NEX 5R , NEX 5T , NEX 6 , NEX 7 , RX 100 , RX 100 , mk II , RX 100 mk III
  • 『1P』Panasonic DMC-FZ20, DMC-FZ30S, DMC-L1, DMC-GH1, DMC-GH2, DIGILUX3, DMC-FZ20k, DMC- FZ50K,DIGILUX2, DMC-GF1, DMC- FZ100, DMC-FZ20S, DMC-FZ50S, DMC-G2, DMC-FZ30, DMC-FZ50, DMC-L10,DMC-G3, DMC-FZ30K, DMC-LC1, DMC-G1, DMC-G10, Leica V-LUX1, V-LUX2
  • 『3L』E620, E600, E520, E510, E450, E420, E410, EM5, EP3, EP2, EP1, E30, E3, SP-570UZ,SP-560UZ, SP-550UZ, SP-510UZ
  • 『1R』赤外線リモコン対応カメラ(ミラーレス、一眼レフなど)

 

NikonのD750なら『3N』で良さそうですが、対応カメラの中にD750は書かれていません。

 

ではどうやって探すか?

GenieMiniのリンクケーブルはカメラの「リモートコード」を繋げる端子に繋げます。

ってことは、各カメラメーカーの公式ページで、持ってるカメラが対応している「リモートコード」を探して、そこに上の対応機種も書かれていれば、それと同じケーブルで良いはずです。

例えばNikonのD750なら、Nikonのサイト内の『MC-DC2』というリモートコードの製品案内に、対応製品として『D750』の他『Df』や『D610』も書かれているので、GenieMini用のリンクケーブルは『3N』で良いことがわかります。

ちなみに今のタイムラプスのメイン機にしているSony α7IIIで使えるケーブルは『2S』です。

 

購入前の疑問

自身が購入する前、疑問だったこととその解答を書いておきます。

カメラで設定すること、GenieMiniで設定すること

どこまでカメラで設定して、何をGenieMiniに任せれば良いのか?

購入前や購入直後、一番不明なことでした。

簡潔に言えば、シャッタースピードやISOなど、写真に関する設定は全てカメラで

撮影間隔、トータルの撮影時間、回転させる角度などタイムラプス撮影に関わることはGenieMiniです。

 

GenieMini使用時、カメラのタイムラプス撮影機能(インターバル撮影機能)は使いません。

カメラにタイムラプス撮影の機能が付いてなくてもタイムラプス撮影できるってことですね!

 

GenieMiniはどこが回転するか?

コルクの天板だけ回りそうな気もしてましたが、三脚との付け根以外の全体が回転します。

カメラと繋いだケーブルも連れて回転します。

もしカメラを乗せた天板だけ回転するならケーブルが絡まっちゃいますからね。

これで正解だと思います。

 

購入時の参考になったら幸いです。

 

※今は第2世代モデルになっているみたいですね。

僕が持ってるのは以前のモデルなので、モデル違いで何か相違点あったらご容赦ください。

 

次回は「GenieMiniの使い方」について紹介します。

 

 

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