アートな自然・星空

星たちと静寂に包まれる秘境駅『小和田』の星空

2017/12/07

阿智村再訪の翌日、飯田駅から電車で、秘境駅として名高い『小和田駅』へ行って、美しい満天の星空を楽しみました。

駅は静岡県にありますが、長野、愛知の県境にある無人駅です。

山々に囲まれた人里離れた駅で光害が少なく、阿智村の星空に勝るとも劣らない、満天の星空を楽しむことができます。

そんな小和田駅とその星空の紹介です。

 

光害が少なく、星の輝く駅『小和田』

長野県阿智村の星景写真撮影会への参加を目的とした今回の旅。

翌日も星空を撮るなら、阿智村より光害の少ない場所に行きたい!

そう思って、電車で行ける場所を探したのが今回の『小和田』です。

 

いつもの様に「Light pollution map」(ATLAS 2015)で光害の少ない場所を探します。

↑「Light pollution map」のスクリーンショットに、今回の旅で行った場所を書き込みました。

阿智村の『ヘブンスそのはら』と星景写真撮影会行った『治部坂(阿智村浪合)』と、今回の『小和田駅』と宿泊で使った『平岡駅』

 

黄色から緑を通して、青に近づくほど光害の少ない場所です。

地図上では『小和田駅』や『平岡駅』のある辺りが、阿智村より光害の少ない場所になっています。

 

秘境路線『JR飯田線』と秘境駅『小和田』

誰が順位をつけたか『小和田駅』は全国2位か3位の秘境駅だそうです。

光害の少ない場所探して、たまたま見つけたので、『秘境駅』という言葉は後から知りました。

 

阿智村へ行く時、高速バスの利用で使う『飯田駅』

その飯田駅のある『JR飯田線』もまた、秘境路線と呼ばれる、秘境駅の点在する路線です。

 

『秘境駅』とは、山奥や原野など、人里から離れた箇所に所在する鉄道駅のことだそうです。

おのずと、天竜川に沿ったこの路線の、光害が少ない理由がわかる気がします。

 

夕方到着、終電まで滞在

飯田駅方面から、小和田駅16時1分着の電車で行き、21時29分発の終電で帰ることにしました。

日が落ちる前の小和田駅周辺の風景と、夜は終電まで星空を楽しみます。

 

夕暮れの小和田駅

16時1分着の電車で、小和田駅到着。降りたのは自分一人。

秘境駅と呼ばれていますが、飯田線の他の秘境駅とは違い、立派な駅舎があります。

こちら側の口は閉めることができなさそうです。


駅舎の中。この時期は寒気、夏は虫が入ってき放題。


外から見た駅舎とホーム。

周囲を散策しながら、星空の撮影に良さそうな場所を探します。


駅からの坂道を真っ直ぐ降りたところにある休憩所。

かつて、一度だけこの駅で結婚式が行われた時に建てられたそうです。

今は小和田駅のシンボル的存在。


休憩所から眺めた駅までの1本道。

休憩所前の道をさらに下って行くと、これも小和田のシンボル的存在、廃自動車があります。

左に天竜川が見えます。左の坂を降りた辺りの風景が良さそうです。

坂を降ります。

落ち葉等で足元が柔らかく沈みます。昼間でも注意が必要です。

坂を降りた天竜川のほとりが良い景色。タイムラプス用のカメラを設置。

この後小雨が降ってきたので、カメラを仕舞い、三脚だけ残して一度駅に戻りました。

 

小和田の外灯

灯りのない場所で、美しい星空を楽しむために、外灯の場所を確認しておきます。


小和田の外灯は駅にしかありません。


小和田駅ホームの外灯。

上2枚の写真に写る灯りが、小和田の外灯の大体全部です。

 

夜、駅を離れるほど真っ暗。ヘッドライト等の、ライトが絶対必要です。

 

小和田の星空

天竜川のほとりまで戻って、三脚にタイムラプス用のカメラを再設置。

星が見えるようになってきたところで、何枚か撮って構図を決めます。

この日の日没時間は16時半頃。

空が暗くなりきった、18時頃からタイムラプスの撮影をスタートさせました。

雨の心配も薄くなってきたので、この後は21時過ぎまで基本放置。

 

駅近くへ戻って、別のカメラ(α6500)で星景写真を撮ります。


休憩所の上に輝く星空。

阿智村の星景写真撮影会で覚えた方法で、休憩所を一瞬照らして撮影。

休憩所付近から駅舎辺りも入れて撮った星空。

この辺りが山に囲まれた場所だというのがわかります。(魚眼レンズではありません)

 

タイムラプスを仕掛けていた間は、大体この休憩所付近か駅舎にいました。

川のほとり辺りは何か居そうな気配がして、ちょっと怖かったので。

あ、不確かな何かじゃなく、野生的な何かです。

 

とはいえ途中、設置したカメラの様子を伺いに、川のほとりにも行ってみました。

真っ暗な中、足場が悪くて、気をつけないとほんと危険!

ヘッドライトだけじゃなく、他のライトも欲しいところでした。


天竜川のほとり、枯れ木に咲く星々。

しばらくこの付近で星空撮ってましたが、草木がガサゴソいったり、川に何か飛び込む音が聞こえたり、やっぱり何かいそう。

 

駅舎の方へ戻ります。

後半は寒くなってきたのもあって、駅舎で過ごす時間が長かったです。

アウトドア用のかなり暖かい服装で、ギリギリ平気な位の気温。

気温と日没の早さを考えると、終電で帰るなら、11月は星空を楽しむのにベストだったと思います。


21時過ぎにタイムラプスの撮影を終了。

タイムラプス撮ってたカメラでも、天竜川ほとりの星景写真を撮ってみました。

 

小和田駅の終電

撮影機材を急いで片付けて駅へ。

そして、21時29分ほぼぴったりに電車が到着。無事終電に乗ることができました。

飯田方面行きの電車の中。暖かいー!

 

小和田で撮った星空のタイムラプス

今回撮った星空のタイムラプスです。

Nikon D750+SIGMA 14mm F1.8 DG HSMで撮影。

車が来る心配がないので、星空のタイムラプス撮影には、絶好の場所でした。

18時頃から21時過ぎまでの撮影と、時間が早かったので、飛び交う飛行機の数は多くなっています。

 

まとめ

人里離れた山奥で、車で行くことができず、秘境駅と呼ばれる『小和田駅』

Light pollution map」で調べた時は、阿智村を凌ぐ星空として、紹介する気満々でしたが、実際の印象はそんなに差がありませんでした。

とは言え、『日本一の星空』をうたう阿智村と、同等以上なら十分素晴らしい星空です。

有名すぎて混雑する阿智村に、静寂を求める方なら一度行ってみても良いと思います。

 

ただし、誰もいません。何かあっても助けてもらえません。自己責任。

今回、小和田で列車の乗務員以外の人には会いませんでした。

駅を離れるなら、ヘッドライトや靴など装備を整えて、充分注意して出かけてください。

 

小和田駅で星空を楽しむ参考になれば幸いです。

 

装備はしっかり!間違ってもサンダルとかで行かないように。

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