【レポート】Point-Rhythm World -モネの小宇宙-(増田 セバスチャン個展)
東京・銀座の『POLA MUSEUM ANNEX』で開催中の『Point-Rhythm World -モネの小宇宙-』へ行ってきました。
きゃりーぱみゅぱみゅさんのMVを手がけたり、「KAWAII(カワイイ)文化」を世界に広めたことで有名な『増田 セバスチャン』さん
本展は『増田 セバスチャン』さんによる、クロード・モネの『睡蓮の池』をモチーフとした、”カワイイ”素材とデジタルアートを融合した作品を楽しめる企画展となっています。
クロード・モネが『カワイイ』に
会場での展示は『Point-Rhythm World -モネの小宇宙-』と名付けられたこの作品。
クロード・モネの『睡蓮の池』が三次元空間に新しい表現方法でカワイイ化されていました。
作品名の『Point-Rhythm』とは点描画法(Pointillism)とリズム(Rhythm)をかけた造語。
大量の”カワイイ”素材が空間を点描画法の様に彩り、その配置とデジタルアートでリズムを生み出します。
立体化されたモネの『睡蓮の池』
近づくと点描が”カワイイ”素材となっていることがわかります。
奥はデジタルアートによる映像表現。
見る角度によって作品の表情が変わります。
色んな場所からどんな風に見えるか探すのも楽しい!
色々な”カワイイ”素材を見つけるのも楽しい!
見る角度や距離によって、色々な表情を見せ、様々な発見ができる楽しい作品となっていました。
ビルの1階ウィンドウにもディスプレー
会場である『POLA MUSEUM ANNEX』の入ってる「ポーラ銀座ビル」1階にも、増田セバスチャンさんによるディスプレーが展示されていて、ここでも”カワイイ”作品が楽しめます。
まとめ・感想
増田セバスチャンさんによる”カワイイ”化された新しい表現方法での『クロード・モネ』
会場のパネルでは増田セバスチャンさんによる”カワイイ”についての考えも語られていました。
“カワイイ”とは表面的なことだけでなく、個性の表現だったり、ある種”反骨精神”的な物だということでした。
増田セバスチャンさんによると、モネの作品からも、画家が反骨精神の塊だったことが感じられるそうで、今回のこの作品でそれらをシンクロさせていることがわかります。
増田セバスチャンさんの”反骨精神”によるそんな”カワイイ”によって、作品全体の楽しさはもちろん、色んな方向から様々な発見を楽しめる作品でした!
ぜひ足を運んで、色んなの視点からのこの作品を楽しんでみてください。
東京・銀座の『ポーラ ミュージアム アネックス』で 2017年9月3日(日)まで開催中です。
開催期間:2017/07/21(金)~2017/09/03(日)
時間:11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:会期中無休
入場料:無料
アーティスト:増田セバスチャン
会場:ポーラ ミュージアム アネックス 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階