全方位星空に包まれる『剣山』の星空の魅力をどこより詳しく!
今年も徳島県の『剣山(つるぎさん)』へ行ってきました。
昨年行って「日本屈指の星空に包まれる場所」として紹介した剣山。
先月、今年一番の星空が観れたとした『八丈島のナズマド』と比べてどうだったでしょうか。
全方位星空に包まれる『剣山』の星空の魅力をどこより詳しく
昨年はまだ始めていなかった星空のタイムラプスと一緒に紹介します。
↓昨年の紹介
日本屈指の星空体験!徳島県『剣山』の魅力
日本有数の星空が観れる他の場所と比較して
どれだけの星が観れたか、その数の印象はあまり当てにならないので、比較するのは天の川のクッキリさ。
その印象は、神津島の三浦湾展望台より少し上、八丈島のナズマドよりは少し下といったところに感じました。
現時点で順位をつけるなら2位。
しかし、剣山の星空の魅力はそれだけではありません!
視界を遮る物のない標高約2000mの山頂ゆえに、360°全方位 目線より上は全て星空!
言ってしまえば、目線よりほんのちょっと下も星空!
寝転がって見上げれば、星空しか目に入りません!
吸い込まれそうな星空に全身が包まれたように感じます。
滞在しやすい場所で、これだけ多くの星に包まれる場所は、他には皆無なんじゃないでしょうか。
ゆえに「日本屈指の星空に包まれる場所」という評価は、いろんな星空の美しい場所に出かけるようになった今年も変わりません。
↑日中の剣山。星空のタイムラプスは木道の先の広くなった場所で撮影。左下に見える屋根は宿泊施設『剣山頂上ヒュッテ』
↑今回のタイムラプスの撮影場所。一つ上の写真の木道側を撮影。
この辺りで寝転がって、星空を眺めると星空しか目に入らず全身が星空に包まれたように感じます。
剣山山頂より撮影した星空のタイムラプス
剣山へ行った一番の目的は、星空のタイムラプスを撮って、たくさんの方に剣山の星空の魅力を知ってもらうこと。
撮影機材2つで2本撮りましたので、ご覧ください。
撮影機材:Nikon D750、SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC、Syrp GenieMini
上はカメラを360度回転させて撮った映像です。
全方位星空の山頂で、星空に包まれる感覚が少しは伝わるでしょうか。
もし山頂にメリーゴーランドがあったら、こんな景色を眺めていられるかもしれません。
映像が始まる西側は山々が連なっているので、この方角は暗め。星もよく観れます。
山頂から観る星空で、周辺が一番暗くなっている方角が南側。ずっと先は太平洋です。
反対に公害の影響で一番明るいのが東側。徳島市内やもっと先には関西の都市部がある方角。雲が明るくなっています。
北側は香川や中国地方のある方角。やや明るめ。
撮影機材:SONY α6500、SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS
2本目のタイムラプスは同じ場所から、カメラを西側に向けて固定で撮影。
時間とともに動く天の川をメインに撮影しました。
1本目で映さなかった山も残してあります。
後半、映像の左下では山の向こうの雲海と遠くで光る雷が見えます。
最後の方で右下が一瞬明るくなるのは、そこにあるトイレの電気がついたから。
↑2本目のタイムラプスとほぼ同じ方角を日中に撮影。
中央の丘が剣山の三角点(最高点)のある場所。でも撮影場所とほとんど高さは変わりません。
右にある茶色い建物は綺麗な水洗トイレ。
↓は星空のタイムラプスを撮影した場所の日中の動画です。(手持ちの為ブレ等はご容赦ください)
視界の開けた場所ということと、滞在しやすい場所というのが、少しでも伝わればと思います。
剣山で星空を観る時の注意点
昨年の記事でも書きましたが、夜は冷えます。
8月下旬でも夜は14℃くらいに下がります。風もあるので体感温度はそれ以下。
この時期でも薄手のダウンが必要なくらいです。
もうひとつは、山頂には街灯がないので、ヘッドライトが必要ということ。
赤色の光も点灯する物か、赤色セロハンを貼った物を使ってもらえると、自分のような星空の撮影者は助かります。
まとめ
全方位星空に包まれる『剣山』の星空の魅力を全力で紹介しました。
それを伝える為、星空のタイムラプス映像の撮影に出かけて、天候に恵まれたのは幸いでした!
剣山山頂の星空の魅力が少しでも伝わったなら幸いです。
そうそう、前に書いた↓の記事で紹介した『GPV気象予報』
満天の星空を「探す」「観る」に役立つ4つのサイト
それが新しくなった『SCW』がスマホで見やすくなってて、当日の天候予測に役立ったので紹介しておきます。
天候は水物ですが、こちらもチェックして、ぜひ素晴らしい星空を観てください。