日本有数の星空を誇る『佐渡島』で楽しむ星空リフレクション

星空の撮影に新潟県の離島『佐渡島』に行って来ました。

日本最大の離島である佐渡島は、気軽に行き来できて、本土とほぼ変わらない暮らしの中にありながら、日本有数の星空が輝く島です。

また海岸の地形や水田等で、季節によって多くの水鏡が出現し、夜には星空を映します。

そんな佐渡島の星空の紹介と、星空リフレクションを楽しむ方法を紹介します。

 

佐渡島で撮った星空のタイムラプス

佐渡島に行った一番の目的はこのタイムラプス撮影。

昨年の11月と今年5月に行って撮影した、星空とそれを映す水鏡のタイムラプスです。

上は2018年11月撮影分です。

海岸の岩間に溜まった海水が、水鏡となって星空を映し、とても幻想的な世界が拡がっていました。

 

続いて2019年5月撮影分。

新月に近いこの日、田植え時期の水が張られた水田に星空が映り、夜空と水面の両方で星々を満喫できました。

 

佐渡島の星空と光害

さて、佐渡島はどのくらい星空の妨げとなる光害が少なく、星空が綺麗なのでしょう。

いつものように「Light pollution map」のATLAS 2015で、佐渡島の光害を調べてみます。

両津港周辺と、島の商業地域を除けば、ほとんど青色かそれ以上に光害の少ない表示になっています。

特に島の北端は日本では数少ないレベルの光害のなさ!

 

2度の訪問での撮影で行った場所をマップに書き込みました。

単純に光害が少なく綺麗な星空だけを求めるなら、島の北端の方が適していると思うけど、撮りたい風景が島の南や東にあったので、書き込んだ場所に行きました。

 

星空と一緒にリフレクションを楽しむには

水面がリフレクションになるには条件があります。

風が穏やかまたは無風であること。そして水深が浅いほど、波が立ちにくいので水鏡になりやすい。

風が穏やか日、雨が降ったあとの水たまりなんかが、一番水鏡になりやすいということですね。

 

水田での星空リフレクション

佐渡島で星空リフレクションを楽しむのに一番オススメなのは、水の張られた水田。

佐渡島は星空が綺麗な離島でありながら、お米の生産地としても有名。

島の至る所で美味しいお米がつくられています。

離島の星空×水田でのリフレクション。

最も佐渡島のポテンシャルが引き出される組み合わせの一つでしょう。

 

水田に水が張られる時期

水田は田植え前に水を張り、土を平らにして数日寝かせます。

水を張ってから田植えまでは約1週間。

これが水田でリフレクションを楽しむベストな時期です。

 

次点は、田植え後、稲が伸びてくるまでの少しの間。

 

田植えの時期は、地域や農家によって差があるけど、佐渡の場合、今は兼業農家が多いのもあり、ゴールデンウィークに行うことが多いそうです。

 

ところで稲刈り後の水田にも水が張られることがあるようです。

上は11月に撮影した水田と星空。

一部のみですが、11月の水田にも水が張られている場所がありました。

稲刈り後、そんな場所を探してみるのも一手でしょう。

 

海岸の岩間や入り江奥の海水でのリフレクション

風の穏やかな日、条件によっては、海岸の岩間や、入り江奥の波が伝わってこない場所でリフレクションになる場合があります。

写真は、2018年11月にタイムラプスを撮影した海岸です。

この時は、海岸の岩間に溜まった海水が、水鏡となって星空を映していました。

でも、翌年5月に同じ場所に行ったら、大部分が干上がっていました。

時化後、大雨後などの条件が必要なんだと思います。

 

また風が穏やかな日、引き潮等の条件によっては、入り江の奥でもリフレクションを楽しむことができます。

上はたらい舟もやってる入り江で撮影。

入り江の奥である手前の海面には、波が伝わってこず、星空を映していました。

 

まとめ

新潟港から1日複数の便があり、行きやすい離島でありながら、日本有数の星空が楽しめる佐渡島。

お米の産地としてもまた日本有数であり、水田を中心としたリフレクションを楽しめる島でもあります。

それぞれが楽しめる条件を知って、ぜひ楽しんでみてください。

 

佐渡島で星空とリフレクションを楽しむ参考になったら幸いです。

 

 

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