満天の星空を「探す」「観る」に役立つ4つのサイト
綺麗に輝く満天の星空が観たい!
星空スポットを紹介するサイトはたくさんあります。
でも中には「ほんと?」と言いたくなるような、行ったことない人が書いた記事も。笑
ならば、自身で探そう!と探しはじめて、実際に役立ててる方法(利用サイト)の紹介です。
満天の星空を観るのに大事なこと
綺麗に輝く満天の星空を観るには『場所』『日時』『気象』が大事です。
光害が少なく、綺麗な星空の輝く『場所』
太陽や月の影響を受けない『日時』
雲の少ない『気象』
それらを調べるのに役立つ、サイト4つとその利用方法を紹介します。
綺麗な星空の輝く『場所』を調べる
都市や施設の発する光の影響で、空が明るくなり、星の輝きを消してしまうことを『光害』と言います。
星の輝く場所を探すには、できるだけ光害のない場所を探す必要があります。
そんな『光害』の少ない場所を調べるのに役立つサイトが下の2つ。
光害が大まかな色分けで表示されているサイト。これを参考に行ってみたい地域を調べます。
地域の中でも発する光の強さは違うはずなので、それは次のサイトで調べます。
宇宙から見た、地域が発する光の強さを、色分けで見ることができるサイト。
「DarkSiteFinder.com」より細かい表示を見ることができます。
でもここで、同じ明るい緑として表示されていても、大都市に近い地域と、
離島等、都市から離れた地域では、星の見え方には結構差があるはずです。
例えば、東京都の離島『神津島』
↑「DarkSiteFinder.com」での『神津島』の表示
↑「Light pollution map(VIIRS 2017)」での『神津島』の表示
「DarkSiteFinder.com」では青と暗い青の2段階表示ですが、「Light pollution map」では発する光の強さを詳細に見ることができます。
「Light pollution map」で見る『神津島』の緑色の箇所も、首都圏の緑色の箇所も、きっと同じくらいの光を発しているのでしょう。
でも、そこに近い地域の光の影響で、星の見え方にはきっとかなりの差があります。
「DarkSiteFinder.com」で光害の影響を調べ、星を見る地域を決め
「Light pollution map」で、その地域の中で光の影響の少なそうな場所を探す。
そんな使い方が良さそうです。
2017/07/09追記
「Light pollution map」でも「DarkSiteFinder.com」と同様の表示が可能になりました!
表示の変更に『WA 2015』という項目が追加され、「DarkSiteFinder.com」と同様に光害の影響を見ることができます。
「Light pollution map」だけでも、『WA 2015』で『光害』、『VIIRS 2017』で『地域の明るさ』の両方を調べることができますね。
これである程度は予測できますが、過信は禁物!
他にも標高等、見え方に影響する要素はいくつかあるし、実際に行ってみないと!ですよ
月と太陽の影響を避ける『日時』を調べる
月と太陽の影響の少ない『日時』を調べるのに使うサイトです。
先ずは、星を観る場所に近い所の『月の出入り』を見てみましょう。
『正午月齢[日]』となっている欄で『月齢』がわかります。
月齢は30で一周なので、30か0に最も近い日が新月です。15に近い日が満月。
光害の少ない場所では、月は予想以上に明るく、星を消してしまいます。
星を観るのに最高の日時は『新月』の日です。
月がほぼ見えない上に、早い時間に沈んで、次昇る時間も遅めと良いことづくし。
なるべく新月かそれに近い日を選びたいところです。
月の『出』と『入り』の時間も見ておきましょう。
新月からちょっと離れた日でも、星を観たい時間に月が沈んでいれば良いことになります。
サイトで一つ前に戻って『日の出入り』も調べておきましょう。
日の入り時間にすぐ暗くはなりませんよ。笑
太陽の影響を受けずに星を観るのに最適な時間は、おおよそ日の入りの90分後から、日の出の90分前までです。
月と太陽を上手に避けて、綺麗な星空を観ましょう。
雲の少ない『気象』を調べる
晴れて、雲の少ない、できれば雲のない星空を観たいですね。
でも正直、気象は”運”です。
どれだけ事前に天気を調べても、前日、当日になって予報が変わることは少なくありません。
なので紹介は、前日や当日の雲や雨雲の動きを予報するサイトになります。
このサイトでは大きく『詳細(39時間)』と『広域(264時間)』の予報が見れます。
でもここでも予報は刻々と変わるので、現実的に利用できるのは『詳細(39時間)』の方です。
見たい地域を選択したら『雨量・雲量』を見てみましょう。
1時間ごとの雲の動きと量の予報が見られます。
すぐに行ける場所には、この予報を元に出かけることもできるでしょう。
遠くに行く場合は気にしないで、決めてしまいましょう。
何日も前から天気を気にしてたら、遠くには出かけられませんよ。笑
まとめ
以上、『満天の星空を「探す」「観る」に役立つ4つのサイト』の紹介と利用方法でした。
まだ有名じゃない綺麗な星空を見つけてもらえたら幸いです。