豊島の檀山で見る 美しい星空と日の出と瀬戸内海の島々
瀬戸内海にあるアートな島『豊島(てしま)』
豊島で一番高い『檀山(だんやま)』(339.8m)の頂上で星空に包まれ、朝日に照らされる瀬戸内海の島々を観てきました。
凍えるような寒さでしたが、美しい星空と瀬戸内海の島々、太陽光の温もり、魅力あふれる景色に触れる貴重な体験ができました。
そんな冬の檀山で夜明け前から朝まで過ごした体験記です。
豊島の星空
豊島に来る前から予想していましたが、港に近い宿の周辺を夜中に散歩して、星が綺麗に見えることがわかりました。
街灯のない山頂なら、さらに綺麗に見れ、美しい写真も撮れることでしょう。
宿近くで撮影した星空。中央はオリオン座
登山用に電動自転車を借りる
檀山は電動自転車で山頂展望台の元まで行ける山です。
宿泊したのが、電動自転車のレンタルもしている宿だったので、早朝使いたいとお願いして前日夜に借りておきました。
あとは、起床時晴れて星空が見えていたら出発です。
日の出2時間半前出発!
この日の豊島の日の出時刻はほぼ7時。
ネットで調べると日の出90分前の5時半頃までなら、夜中と同じ様に星空を楽しめそう。
4時に起床して、宿の庭からほどんど雲のない晴天の星空を確認!
もう行くしかありません!
大急ぎで静かに着替えと朝食を済ませ出発!
登り始めると山頂までの道は街灯がないので、夜の道は真っ暗です。
年末のこの日は月明りもありません。
登山用のヘッドライト持って来てて良かった!ヘッドライト必須です!無いと怖い!危険!!
自転車のライトだけでは数メートル先の地面しか見えません。
何度もカーブのある道をヘッドライトで照らし確認しながら登ります。
登りはじめて30分ほど、途中道が広くなっていて、星の撮影にも良さそうな場所があったので少し休憩。
7、8割くらい登ったでしょうか?
電動自転車で随分ラクに登っているはずですが、少し汗ばんでました。
檀山山頂
休憩箇所から10分ほどで檀山の山頂に到着。途中、砂利道もありました。
山頂からは豊島の明かりと海の向こうの街明かりが見えます。
空港の滑走路なのか長い距離で点滅している箇所がありました。
山頂には鉄塔(電波受信用かな?)と展望台がありました。
やはり山頂は星が綺麗で時間を忘れて写真を撮りまくります。
檀山の夜明け
地上付近の空がほんのり明るくなってきた頃、われにかえります。寒い!
登山用インナーにフリース、ダウンセーターに、防水アウターを着込んでましたが、めっちゃ寒い!!
カイロで手を温め、カロリーメイトを食べ、日の出を今か今かと待ち続けます。
あたたかい飲み物も持ってくれば良かった!!
東の空が明るくなりはじめた。でもめっちゃ寒い!
少しずつ明るくなって、徐々に雲と島と海の違いがわかってきます。めっちゃ寒い!
随分明るくなりました。でもまだまだめっちゃ寒い!!早く太陽よ昇れ!
そしてついに!
雲の隙間から真っ赤な太陽が!感動!!
雲の上まで登ったら、また赤い太陽を撮ろうと思いましたが、赤く見えるのはこの時だけでした。
朝日に照らされる瀬戸内海の島々(直島方面)
背で受ける朝の太陽光があたたかい!
昇り立ての太陽の光のあたたかさを、これほど受け止めたことは、これまでにありませんでした。
これまでで一番太陽の光をありがたく感じました。
朝日を受ける檀山山頂展望台
山頂まで共にやってきた電動自転車。
これがなかったらこの貴重な体験もできなかったでしょう。
真っ暗な山を電動自転車で登ったことも、美しい星空も、夜明けを待つ寒さも、日の出も、太陽の光の温もりも、朝日に照らされる瀬戸内海も、全てが貴重な体験となりました。
おまけ 〜檀山への道〜
真っ暗でわかりませんでしたが、こんな道を登ってたんですね。
登りはじめると、途中街灯は全くありません。
もし同じ様に夜中、檀山に登ろうという方がいたら、ヘッドライトは必須です!!
昼に登る人も日が暮れる前には下山してくださいね。
<夜中必須のヘッドライトについて>
下のようなゴムバンドで頭につけるライト。自分は普通の登山もするのでPETZLのACTIK COREというの使ってますが、檀山くらいなら安い物でも大丈夫だと思います。